教会群とキリスト教関連

2015年12月24日 23:34

『楽しく、幸せなクリスマスでありますように・・・。』

田平天主堂は鉄川与助のレンガ造教会の最高峰とも言われ、正面には八角形のドームを頂く鐘塔がそびえ、内部はリブ・ヴォールト天井。

クリスマスが近づくと天主堂もマリア様もイルミネーションの光に優しく包まれます。
田平天主堂3


日中、堂内に差し込む光に現れる聖人を描いたステンドグラスの美しさは言うまでもありませんが、ミサが行われる夜、堂内から放たれた光に浮き出るステンドグラスもとても美しい。
田平天主堂4


一眼レフを忘れました・・・。ちょっとブレブレですね。
田平天主堂1


現在のステンドグラスは、ドイツ、イタリア製とのこと。
田平天主堂2


昼間の田平天主堂。絵画のようなステンドグラスは外部からは分かりづらい。
田平天主堂5


Merry Christmas!

2015年12月16日 09:01

撮影日:2015(H27).09.21.

『青砂ケ浦・・・。この美しい名前に誘われて』

2001年、国指定重要文化財となった青砂ヶ浦天主堂。
現在の教会は1910(明治43)年に建てられた三代目のものです。
青砂ケ浦天主堂9


建築に際しては、当時の大崎神父が外国から教会に関する書物を取り寄せ、煉瓦造りで2番目となる教会を手掛ける鉄川与助の設計施工のもと、信徒による資金捻出と労働奉仕により完成しました。

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2015年12月07日 23:20

撮影日:2015(H27).09.21

『重厚な外観に内部はパステルカラーの華やかな花の御堂』

県内唯一、国内でも数少ない石造の教会は、鉄川与助による設計施工、大崎神父の指導により1919年に建てられた。
島外から石工を招き、信者たちが身代をかけ11年以上を費やしながら、本島内の石を切出し、組上げて完成した信仰の結晶である。
頭ケ島天主堂1


2001年に国の重要文化財に指定され、世界遺産「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つとなっている。
頭ケ島天主堂2


切り出した石には大きさを示す漢数字が刻まれている。
頭ケ島天主堂7


窓を造る予定があったのか・・・、窓を型どった意匠がなされている。
石造りにおいても鉄川与助の細かな創意工夫を感じられる。
頭ケ島天主堂3


細かい意匠は、まるで精密機械を使って削り出したような精巧な出来栄え。
頭ケ島天主堂4


天主堂裏手にあるルルド。両手を合わせ、少し上を見つめるやさしいお顔のマリア様。
頭ケ島天主堂5


司祭館も石組でベランダを有するなど、構造的に珍しいものとなっている。
石とえんじ色の瓦屋根、青銅製のドーム、色の調和がとても良い。
頭ケ島天主堂6


内部は多くの教会で見られる リブ・ヴォールト天井(こうもり天井)ではなく、船底のような折上天井で、随所にツバキをモチーフにした花柄文様があしらわれている。
「花の御堂」と呼ばれるだけの華やかな雰囲気が漂っている。
(内部の様子は写真撮影が禁止であったので絵葉書より)
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海岸近くに墓地がある。
5月頃には墓石の周りをピンク色のマツバギクが彩り、海・空・山とのコントラストが美しいとのこと。
訳あって集落を離れても、最期はこの地に帰り静かに眠られている信者の方も多いと伺った。
頭ケ島天主堂8


休日は遊び呆けても、平日なかなか時間が無く記事の更新が相変わらず出来ていません。
今月は頑張ってUPしたいと思っていますが、さてどうなりますやら・・・。


2015年10月08日 23:35

撮影日:2015(H27).08.31

『映画・火宅の人に見る野首集落』

先日、野崎島がロケ地になった映画「火宅の人」のDVDを観ました。
檀一雄原作、小説は文学雑誌に1955年から20年にわたり掲載、1975年に単行本となり、今から30年の1986年に映画化されました。
出演者は緒方拳(主人公)、いしだあゆみ(妻)、原田美恵子(愛人)、松坂慶子(行きずりの女)・・・

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話の内容を超簡単に言えば、主人公の作家「桂一雄」は妻と病気の子供を含む5人の子供がいながら、新人女優との愛人生活、行きずりの女との放浪生活を送るという話です。とは言え、ドロドロした愛憎劇でもないところが・・・。

野崎島は、行きずりの女「葉子」(松坂慶子)の故郷として登場します。
実家が野首教会の上にあり、港、教会や周辺の風景が登場します。
映画のシーンと現在の様子と比較してみたいと思います。

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2015年10月01日 23:02

撮影日:2015(H27).09.01

『人は去り、自然に還る村の風景』

野崎島には、野崎・野首・舟森の3つの集落があった。
中でも野崎は島で最も古くからある集落で、住民のほとんどは沖ノ神島(こうじま)神社の氏子で神官家を中心に強い絆で結ばれていたという。
キリシタン集落であった舟森集落は1966(昭和41)年、野首集落は1971(昭和46)年に全ての住民が島を離れたが、野崎集落においては沖ノ神島神社宮司が2001(平成13)年まで島を守り続けた。
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時間と共に崩れていく廃屋、その傍らで成長し続けるアロエ。
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野崎集落の突端、サバンナのような風景の先に神道と仏教徒の墓所がある。
中央、山のくぼみに野首教会が小さく見える。
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今回の小値賀島、野崎島訪問。
日程設定は正しかったが、天候が・・・。
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また機会があればリベンジしたい野崎島!!



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