2017年10月06日 00:08
黒島天主堂(長崎県佐世保市黒島町)
『手書きとは信じがたい天井の木目模様』
離島の教会の多くは、海の側や、海を見下ろす場所に在るものが多い。
黒島天主堂は島の内陸部に在る。
島に点在する集落から、信者が集いやすいよう中心部に建てられた。
献堂当時、島には2,000人余の人が暮らしていたそうだが、今は400人程度。
その8割はカトリック信者。
黒島天主堂は献堂時より神父様が途切れることなく赴任され、ミサは毎日執り行われている。
離島の教会の多くは、海の側や、海を見下ろす場所に在るものが多い。
黒島天主堂は島の内陸部に在る。
島に点在する集落から、信者が集いやすいよう中心部に建てられた。
献堂当時、島には2,000人余の人が暮らしていたそうだが、今は400人程度。
その8割はカトリック信者。
黒島天主堂は献堂時より神父様が途切れることなく赴任され、ミサは毎日執り行われている。
最初に常駐したマルマン神父が、基礎に黒島特産の御影石を積み、40万個のレンガを使い、1902年に祝別した荘厳な教会。
マルマン神父は自らペンをとって設計する。
信者は資金供出と献身的な労力奉仕を惜しまなかった。。
外観意匠はロマネスク様式の簡素な構成。
約40万個の煉瓦や資材は、名切の浜からの急な坂を背負って運ばれた。
堂内は撮影禁止のため、「黒島へ旅する」 → クリック よりお借りしました。
柱列によって身廊部と側廊部に分ける三廊式で、身廊部はアーケード、トリフォリウム、クリアストリーからなる三層構造であり、天井はリブ・ヴォールト(こうもり天井)。
特筆すべき部分は、祭壇の床に有田焼磁器のタイルが貼られていること。
資金不足によりこうもり天井には安価な板が使われましたが、信徒の手による木目模様が描かれていること。
神父自らが装飾を施したという世界にひとつしかない説教壇。
来年には大規模な改修工事が実施され、外観、内部の見学もできなくなるようです。
世界遺産登録前に是非訪れてみてはいかがでしょうか。
マルマン神父は自らペンをとって設計する。
信者は資金供出と献身的な労力奉仕を惜しまなかった。。
外観意匠はロマネスク様式の簡素な構成。
約40万個の煉瓦や資材は、名切の浜からの急な坂を背負って運ばれた。
堂内は撮影禁止のため、「黒島へ旅する」 → クリック よりお借りしました。
柱列によって身廊部と側廊部に分ける三廊式で、身廊部はアーケード、トリフォリウム、クリアストリーからなる三層構造であり、天井はリブ・ヴォールト(こうもり天井)。
特筆すべき部分は、祭壇の床に有田焼磁器のタイルが貼られていること。
資金不足によりこうもり天井には安価な板が使われましたが、信徒の手による木目模様が描かれていること。
神父自らが装飾を施したという世界にひとつしかない説教壇。
来年には大規模な改修工事が実施され、外観、内部の見学もできなくなるようです。
世界遺産登録前に是非訪れてみてはいかがでしょうか。