2009年09月10日 19:35
魚貫炭鉱(熊本県天草市魚貫町)
撮影日:2009(H21).08.30
「夏草や兵どもが・・・」
まだ続く 「爆走天草編!」(成り行き上、タイトル付けました・・・)
午前で教会回りが終わったので、午後からは久々に炭鉱ネタを探しにいきます。
1時間ほどコンビニの駐車場で寝かぶったので、体力も僅かに回復!
向かう先は魚貫(おにき)町、コンクリの塊を探しに行きます。
書籍とか他のHPでも紹介されている場所です。
魚貫に向かう途中、桜川河口近く突然現れた遺構。
「夏草や兵どもが・・・」
まだ続く 「爆走天草編!」(成り行き上、タイトル付けました・・・)
午前で教会回りが終わったので、午後からは久々に炭鉱ネタを探しにいきます。
1時間ほどコンビニの駐車場で寝かぶったので、体力も僅かに回復!
向かう先は魚貫(おにき)町、コンクリの塊を探しに行きます。
書籍とか他のHPでも紹介されている場所です。
魚貫に向かう途中、桜川河口近く突然現れた遺構。
内部を覗いてみるとこんな感じです。
上部ポケットから石炭が落下、下で待機するトロッコに積み込んでいたのでしょうか?
詳細は不明です。
少し進むと斜面上にコンクリが見えました。近づくと何かの基礎であるように思えます。
その下にもコンクリの塊が確認できます。
魚貫炭鉱はいくつかの鉱区をもっていたようなので、その一つの遺構かも知れません。
この辺りもある程度大きな炭鉱施設が多く存在したものと思われます。
魚貫湾につながる浦越浦に着きました。
この両岸にかつて炭鉱があったことを はっきり証明する遺構が残っています。
坑口です。
径はそれほど広くありません、他の炭坑でよく見る炭車や人車が入るような大きさではありません。ベルトコンベアが設置される程度の大きさでしょうか。
内部の状況です。
水没してゴミが多く投棄されています。
坑口の数m直前に、積み込み桟橋の跡と思われるものが残っています。
機械を設置した基礎、ボルトの跡が確認できます。
坑口から出てきた石炭を 直接運搬船に下ろしていたのでしょうか。
桟橋の基礎部分の様子。
坑口の後、地下で坑口と繋がっているような遺構があります。
こちらも内部はゴミの山と化しています。
「ゴミを捨てたものは罰金」と看板が立っていますが、効果はないでしょうね。
坑口から6・70m後方でしょうか、ホッパーが残っています。
ホッパー内部、特になにもなし。
石炭を何に積み込んでいたのでしょうか?
山側にもコンクリの塊が残っています。
対岸の斜面にも巨大なコンクリの遺構がありました。
天草炭田は九州の他の炭田と比較すると中小規模のものがほとんどであり、交通が不便であったため大企業資本による開発が行われていないのが特徴です。
しかし、明治期より新山炭鉱、茂串炭鉱、権現山炭鉱、旭炭鉱、志岐炭鉱、噌味炭鉱等々、数多くの炭鉱が採掘を行っていました。
魚貫炭鉱では、良質の無煙炭が採炭され海軍に納入されるなど、燃料炭として安定した生産を行っていましたが、1973(S48.5)年に閉山するととなります。
軍艦島が閉山と同じの昭和48年度のことでした。
夏草が生い茂っているので、山側の内部までは確認出来ませんでしたが、まだ多くの遺構が眠っているような気がします。
地面にどんな穴が空いているかも分からない場所ですから、無理せず調査は終了です。
中小地場資本中心に栄え、また石炭の納入先が海軍であったりと、天草の炭鉱については詳細な史実がなかなか見えてきません。
かつて光輝く石炭を「キラ炭」と呼び、隆盛を誇った魚貫炭鉱。
今まさに「夏草や兵どもが夢の跡」となってしまいました。
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コメント一覧
4. Posted by ちび太郎 2009年09月12日 08:57
kazunoichi 様
おはようございます。
『あれ』をついにアップしましたよ!
なーんだ!ってがっかりしないで下さいね。
夢でその中に落ちて、うなされても知りませんからね?!
おはようございます。
『あれ』をついにアップしましたよ!
なーんだ!ってがっかりしないで下さいね。
夢でその中に落ちて、うなされても知りませんからね?!
3. Posted by kazunoichi 2009年09月11日 10:46
『あれ』
さて?
『あれ』が意味するところを期待して
次回のポストまでココロ楽しみに (^?^)
炭鉱ってどこも悲しい雰囲気が漂います。
もはや、静かに、朽ちていくのをヒタスラに待っているだけ。
誰が使うわけもなく、
取り壊されることもなく。
石炭全盛の時期も終わり、
もうすぐくるのか『電気時代』
今の石油全盛の時代もいつか終わるときが来るんだろうから・・・。
一つのエネルギー探索の終わった結果の現実。
何だか・・・
やっぱり・・・
物悲しいですね・・・。
ってか、やっぱり気になる『あれ』
『あれ』
今夜も寝れそうにありません・・・。
さて?
『あれ』が意味するところを期待して
次回のポストまでココロ楽しみに (^?^)
炭鉱ってどこも悲しい雰囲気が漂います。
もはや、静かに、朽ちていくのをヒタスラに待っているだけ。
誰が使うわけもなく、
取り壊されることもなく。
石炭全盛の時期も終わり、
もうすぐくるのか『電気時代』
今の石油全盛の時代もいつか終わるときが来るんだろうから・・・。
一つのエネルギー探索の終わった結果の現実。
何だか・・・
やっぱり・・・
物悲しいですね・・・。
ってか、やっぱり気になる『あれ』
『あれ』
今夜も寝れそうにありません・・・。
2. Posted by ちび太郎 2009年09月11日 08:17
tees 様
だらだらと「爆走天草編」が続いていますが、いよいよ終わりが近づいてきました。
ご指摘のとおり次は「あれ」ですね。
前々から自分の目で見たかった「あれ」。
「あれ」しかありませんよね!
だらだらと「爆走天草編」が続いていますが、いよいよ終わりが近づいてきました。
ご指摘のとおり次は「あれ」ですね。
前々から自分の目で見たかった「あれ」。
「あれ」しかありませんよね!
1. Posted by tees 2009年09月10日 21:39
こんばんは?
やはりお次はって感じですね?(^^
天草の炭鉱も興味あったんですが、
大きな遺構が少ないのと資料が少ないんで諦めてました・・
ここの次はやっぱり海の中ですか?
期待してますよ?!
やはりお次はって感じですね?(^^
天草の炭鉱も興味あったんですが、
大きな遺構が少ないのと資料が少ないんで諦めてました・・
ここの次はやっぱり海の中ですか?
期待してますよ?!