2023年08月25日 12:00

松島周遊③・炭鉱トンネルとダイコクバエに千畳敷(西海市大瀬戸町松島)

撮影日:2022(R4).05.08

『収穫の多い海岸線探索』

今回の報告は観光パンフレットに赤い丸で示した五島灘に面する海岸線周辺です。
※パンフ、写真はクリックすると拡大できます。
松島パンフ原本③


今回の島旅にはカブ号(バイク)同伴なので、どこへ行くにも大変便利で楽ちんです。
「丸山鼻」に繋がる「森の遊歩道」は結構木々が茂り薄暗い場所がありますが、カブ号だと気にせず突入できます。
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では最先端の丸山鼻(千畳敷)へ向かいます!



道路の所々に濡れた落ち葉が溜まっています。滑らぬよう慎重に・・・。
何となく異質な雰囲気を感じバイクを停めました。右側の薮に分け入ると・・・。
ありました!「炭鉱時代のトンネル」です!
第4坑から第3坑(発電所付近にあった)へ石炭を運搬するトロッコ軌道のためのトンネルです。
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石積みの立派な造りです。入口は鉄柵で閉鎖されていますが中を覗くことはできます。ゴミなどの不法投棄もなくきれいな状態です。
突き当りは現在の発電所貯炭場と推測できますが、光が見えないので封鎖されているようです。
第四坑の完成が1917年(大正6年)と言われているので、その当時にトロッコ軌道が敷設されていたことに驚かされます。
s-DSC07686


ダイコクバエに到着しました。
写真にパンフレットで紹介されている場所を記入しました。
DSC07691


ダイコクバエの岩礁には人工的に造られた「謎の四角い穴」がいくつもあります。
s-DSC07692


水中に見える直線的な割れ目すら人為的なものに見えたりもします。
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四角い穴が真っすぐに等間隔で掘られており、構築物があったことが考えられます。
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穴はグーグルマップの写真からもはっきり確認できます。
キャプチャ1


周囲にはレンガで造った基礎のようなものが残っています。
バイク(右上)を停めている場所は、建物の跡ではないでしょうか?
s-DSC07708


海岸はボタと思われる黒い石が堆積しており、近辺は炭鉱時代のボタ処分場だったと思われます。
s-DSC07710


国土地理院の1952年(昭和27)の航空写真でも、水際まで延びる道路のようなものが確認できました。花昼顔が咲くこの場所に何があったのか、手掛かりになる資料を探したいと思います。
s-DSC07712


ダイコクバエを後にし、丸山鼻の千畳敷に到着しました。
まるで恐竜の背中のような大きな岩が海岸線に並んでいます。
これを畳とすれば千畳あっても不思議ではありませんね。
s-DSC07715


一般的には海中に見える平らで広い岩盤を千畳敷と呼びますが、この隆起した岩がどのようにして形成されたのかが気になります。
s-DSC07720


沖に見える瀬は「ツノ瀬」。この付近は平らな岩礁が広がっています。
s-DSC07724


発電所の煙突が見えます。
パンフレットにあった「貝化石」を探すのを忘れました。
s-DSC07731


今回の炭鉱トンネル、ダイコクバエの不思議な穴ぽこ、丸山鼻の千畳敷、すべてが初めての発見でとても興味深いものばかりでした。

次回は「日本一小さな公園」、「松島炭鉱四坑跡」となります。



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