教会群とキリスト教関連

2015年12月07日

撮影日:2015(H27).09.21

『重厚な外観に内部はパステルカラーの華やかな花の御堂』

県内唯一、国内でも数少ない石造の教会は、鉄川与助による設計施工、大崎神父の指導により1919年に建てられた。
島外から石工を招き、信者たちが身代をかけ11年以上を費やしながら、本島内の石を切出し、組上げて完成した信仰の結晶である。
頭ケ島天主堂1


2001年に国の重要文化財に指定され、世界遺産「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つとなっている。
頭ケ島天主堂2


切り出した石には大きさを示す漢数字が刻まれている。
頭ケ島天主堂7


窓を造る予定があったのか・・・、窓を型どった意匠がなされている。
石造りにおいても鉄川与助の細かな創意工夫を感じられる。
頭ケ島天主堂3


細かい意匠は、まるで精密機械を使って削り出したような精巧な出来栄え。
頭ケ島天主堂4


天主堂裏手にあるルルド。両手を合わせ、少し上を見つめるやさしいお顔のマリア様。
頭ケ島天主堂5


司祭館も石組でベランダを有するなど、構造的に珍しいものとなっている。
石とえんじ色の瓦屋根、青銅製のドーム、色の調和がとても良い。
頭ケ島天主堂6


内部は多くの教会で見られる リブ・ヴォールト天井(こうもり天井)ではなく、船底のような折上天井で、随所にツバキをモチーフにした花柄文様があしらわれている。
「花の御堂」と呼ばれるだけの華やかな雰囲気が漂っている。
(内部の様子は写真撮影が禁止であったので絵葉書より)
resize1030


海岸近くに墓地がある。
5月頃には墓石の周りをピンク色のマツバギクが彩り、海・空・山とのコントラストが美しいとのこと。
訳あって集落を離れても、最期はこの地に帰り静かに眠られている信者の方も多いと伺った。
頭ケ島天主堂8


休日は遊び呆けても、平日なかなか時間が無く記事の更新が相変わらず出来ていません。
今月は頑張ってUPしたいと思っていますが、さてどうなりますやら・・・。


chibitaro0102 at 23:20コメント(0)トラックバック(0) 

2015年10月08日

撮影日:2015(H27).08.31

『映画・火宅の人に見る野首集落』

先日、野崎島がロケ地になった映画「火宅の人」のDVDを観ました。
檀一雄原作、小説は文学雑誌に1955年から20年にわたり掲載、1975年に単行本となり、今から30年の1986年に映画化されました。
出演者は緒方拳(主人公)、いしだあゆみ(妻)、原田美恵子(愛人)、松坂慶子(行きずりの女)・・・

resize0077


話の内容を超簡単に言えば、主人公の作家「桂一雄」は妻と病気の子供を含む5人の子供がいながら、新人女優との愛人生活、行きずりの女との放浪生活を送るという話です。とは言え、ドロドロした愛憎劇でもないところが・・・。

野崎島は、行きずりの女「葉子」(松坂慶子)の故郷として登場します。
実家が野首教会の上にあり、港、教会や周辺の風景が登場します。
映画のシーンと現在の様子と比較してみたいと思います。

続きを読む

chibitaro0102 at 23:35コメント(0)トラックバック(0) 

2015年10月01日

撮影日:2015(H27).09.01

『人は去り、自然に還る村の風景』

野崎島には、野崎・野首・舟森の3つの集落があった。
中でも野崎は島で最も古くからある集落で、住民のほとんどは沖ノ神島(こうじま)神社の氏子で神官家を中心に強い絆で結ばれていたという。
キリシタン集落であった舟森集落は1966(昭和41)年、野首集落は1971(昭和46)年に全ての住民が島を離れたが、野崎集落においては沖ノ神島神社宮司が2001(平成13)年まで島を守り続けた。
IMG_7920-1_R



時間と共に崩れていく廃屋、その傍らで成長し続けるアロエ。
IMG_7917-1_R


resize1002


野崎集落の突端、サバンナのような風景の先に神道と仏教徒の墓所がある。
中央、山のくぼみに野首教会が小さく見える。
IMG_7708-1_R


今回の小値賀島、野崎島訪問。
日程設定は正しかったが、天候が・・・。
P8310132-1_R


また機会があればリベンジしたい野崎島!!



chibitaro0102 at 23:02コメント(2)トラックバック(0) 

2015年09月12日

撮影日:2015(H27).08.31

『一日の終りを静かに感じながら・・・』

入口から祭壇を見る。
内部は祭壇に向かって伸びる「身廊」と、両脇に設けられた「側廊」の三廊式。
天井はリブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)。
ちなみにリブとは、天井の大きな力を分散させるための力骨、写真では木で作られたアーチの骨組み。

教会内部に使われている木材は、島内から切り出されたものも多いという。
野首教会10


外部は煉瓦積の重厚な存在感。
内部は木材を多く使用し、幾何学的な美しい天井、ステンドグラスから差し込む柔らな光、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。


続きを読む

chibitaro0102 at 18:02コメント(0)トラックバック(0) 

2015年09月08日

撮影日:2015(H27).08.31

『今も丘の上から祈りの声が聞こえる』

ユネスコの世界遺産暫定リストに登録された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」。
現在、構成資産は14箇所。今回、そのひとつである旧野首教会を訪ねました。
野首教会5


旧野首教会がある野崎島に行くには、まず佐世保からフェリーで小値賀島へ渡り、さらに町営船で約25分の船旅が必要となります。
町営船の運航は日に2便しかなく、フェリーや高速船との乗り継ぎが上手く出来ないため、同じ長崎県内でありながらゆっくり散策するには2泊3日の行程が必要となります。私も小」値賀と野崎島でそれぞれ一泊しました。

続きを読む

chibitaro0102 at 21:48コメント(0)トラックバック(0) 
最新コメント
月別アーカイブ
記事検索
livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
ランキング
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 長崎県情報へ
にほんブログ村

・本HPの写真・図等の転載・転用等は禁止しております。

・メールでの連絡は下記へどうぞ! 
chibisaruku@yahoo.co.jp



  • ライブドアブログ