2016年12月07日

第1掃海隊艦艇一般公開(鹿児島県志布志市)

2016(H28).12.03

『日本最大級のFRP船と世界最大級の木造船、そして巨大鋼船』

志布志港旅客船埠頭に海自の艦艇が入港していました。

艦番号463 掃海母艦「うらが」 基準排水量5,650t 全長141m 
速力22kt 乗員約160名

艦番号303 掃海艦「はちじょう」 基準排水量1,000t 全長67m 
速力14kt 乗員約60名

艦番号606 掃海艇「はつしま」 基準排水量570t 全長60m 
速力14kt 乗員約45名

海上自衛隊掃海隊群 第1掃海隊(横須賀)に属する3隻でした。
2016志布志港8


これら3隻は、日向灘で11月20日(日)から11月30日(水)まで実施された機雷戦訓練及び掃海特別訓練終了後、志布志港に入港したものです。



ちなみに、機雷戦訓練及び掃海特別訓練とは海上自衛隊の各掃海部隊が一同に集結し、機雷戦及び掃海能力の維持・向上を図るもので、ここ日向灘のほか硫黄島、伊勢湾などで定期的に実施されています。

今回の演練には、海上自衛隊から艦艇21隻(掃海母艦×2隻、掃海艦×1隻、掃海艇×16隻、掃海管制艇×2隻)、航空機3機また、アメリカ海軍から艦艇1隻、水中処分員10名が参加した模様です(海自プレスリリースより)。

9時より志布志市長ほか地元関係者による入港歓迎行事が開催されました。
第1掃海隊司令、うらが艦長ほか各艦艇の乗員に地元の記念品が贈呈され、隊司令がお礼の挨拶を述べられていました。
2016志布志港2


「うらが」「はつしま」は3日から4日まで一般公開されました。
2016志布志港7


歓迎行事終了後、掃海艇「はつしま」に戻られる艇長ほか乗員の皆さん。
これまでの掃海艇は磁気・音響による感応機雷から自衛するため木造でしたが、「はつしま(えのしま型掃海艇)」は船体構造を繊維強化プラスチック(FRP)製とし、海自掃海艇初にして日本最大のFRP船となっています。また、前甲板に装備されている20mm機銃は、遠隔操作・自動照準式となっている点が「はつしま」の大きな特徴です。
2016志布志港3


今回、掃海艦「はちじょう」は母艦「うらが」の右舷に係留されたため、一般公開はありませんでした。
掃海艦の役割は、従来の掃海艇では対処不可能な深深度に敷設された機雷への対処、つまり潜水艦のための航路啓開が主任務です。従来の掃海艇と同様、磁気反応型機雷を避けるためこの「はちじょう」は世界最大級の木造船舶です。
2016志布志港6


掃海母艦「うらが」は排水量5,650tの巨大な自衛艦です。
「うらが」は掃海部隊の母艦として掃海艦、掃海艇に燃料や水の補給を行うだけでなく、傷病者の治療を行う手術室、減圧室等の医療設備も充実しています。
後部甲板部分は航空掃海を行うヘリコプターの着艦が可能となっており、航空掃海具の整備格納庫を有しています。
また、甲板下は機雷敷設のための装置や機雷庫が設置され、機雷は船尾左右4つのハッチから投下される構造になっています。
「うらが」は大きな搭載能力や医療対応能力を生かし、東日本大震災時等の災害救助活動においてその力を発揮しました。
2016志布志港5


これほど大きな自衛艦であり優れた機能を有していながら、「うらが」は他の自衛艦と大きく異なる点があります。
それは自衛用の兵装がありません。同じ掃海母艦の「ぶんご」には、船首甲板に62口径76ミリ単装速射砲がありますが、「うらが」にはありません。
写真真下に丸い痕のようなものが見えます。ここを砲台とするよう基礎はできていますが、未だ装着されていないのです。
2016志布志港4


対岸から見た3隻です。
大きさの違いはよく分かりますが、同じ自衛艦色なので木造船、FRP船、鋼船の判別はできませんね。
2016志布志港1


長期演練が終了しても各地でのイベントが待っています。
母港横須賀に帰るまで、無事な航海が続くこと祈っています。

機雷の話 → 過去記事はここ



chibitaro0102 at 23:41コメント(0)トラックバック(0)自衛隊・旧日本軍 | 旅行・ドライブ・イベント 

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