2015年11月28日

小菅修船場(長崎市小菅町)

撮影日:2015(H27).11.23

『世界遺産になっても身近に感じられない施設が多い』

外国船の修理を目的に、トーマス・グラバーと薩摩藩士が計画して1869(明治元)年に完成した長崎市小菅町の「小菅修船場」。
長崎市民にはソロバンドックと呼ばれ親しまれています。
小菅3


煉瓦造りの小屋には、船を陸上へ移動させるための蒸気機関の曳揚げ装置(英国製)が据え付けられています。
小屋は現存する日本最古の本格的な煉瓦造(蒟蒻煉瓦)の建物で、曳揚げ装置も日本最古の蒸気機関を動力とするものであり、今般の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成施設となりました。
小菅1


私自身、小菅修船場は桜の季節やドライブ途中に度々訪れていましたが、小屋内部は窓越しに覗くしかなく、機会があれば是非見てみたいと常々思っていました。
今回、市と所有者である三菱重工業の協力により、土日祝日に限り公開となりました。
小菅2


炭をくべて蒸気を発生させるボイラーと大小8枚の組み合わされた歯車、シンプルな構造ですが最大1,000トンの船を曳揚げる能力があったそうです。
見たところボイラーの基礎に使われている煉瓦は薄い蒟蒻煉瓦ではありませんね。明治34年頃にボイラーの載せ換えがあったからでしょうか・・・。
小菅4


ところで、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の長崎県内構成施設は、「小菅修船場跡」、「旧グラバー住宅」、「高島炭坑」、「端島炭鉱」、「三菱長崎造船所関連施設(第三船渠、旧木型場、ジャイアント・カンチレバークレーン、占勝閣)」です。多かれ少なかれ三菱と関係のある施設ばかりです。
(写真は桜の季節)
小菅5


高島・端島炭鉱はお天気と相談しながら船で行く必要がありますし、第三船渠、ジャイアント・カンチレバークレーンは造船所内なのでまず近づけません。占勝閣は外観を眺めるだけで、内部は写真すら公開されていません。

旧木型場(現・三菱資料館)は、やっと平日も予約すれば見学できるようになりましたが、施設維持管理料として800円徴収するようになっています(以前は平日のみ開館で無料)。

「憎いね!三菱ッ」って感じですよねぇ。



chibitaro0102 at 21:33コメント(0)トラックバック(0)近代化遺産・産業遺産  

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