2015年09月12日 18:02
旧野首教会・その2(長崎県北松浦郡小値賀町野崎郷野首)
撮影日:2015(H27).08.31
『一日の終りを静かに感じながら・・・』
入口から祭壇を見る。
内部は祭壇に向かって伸びる「身廊」と、両脇に設けられた「側廊」の三廊式。
天井はリブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)。
ちなみにリブとは、天井の大きな力を分散させるための力骨、写真では木で作られたアーチの骨組み。
教会内部に使われている木材は、島内から切り出されたものも多いという。
外部は煉瓦積の重厚な存在感。
内部は木材を多く使用し、幾何学的な美しい天井、ステンドグラスから差し込む柔らな光、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
『一日の終りを静かに感じながら・・・』
入口から祭壇を見る。
内部は祭壇に向かって伸びる「身廊」と、両脇に設けられた「側廊」の三廊式。
天井はリブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)。
ちなみにリブとは、天井の大きな力を分散させるための力骨、写真では木で作られたアーチの骨組み。
教会内部に使われている木材は、島内から切り出されたものも多いという。
外部は煉瓦積の重厚な存在感。
内部は木材を多く使用し、幾何学的な美しい天井、ステンドグラスから差し込む柔らな光、訪れる人をやさしく包み込んでくれます。
祭壇側から入口を見る。
両開きの正面扉の上部には、椿をモチーフにしたひときわ大きなステンドグラス。
側廊側の扉上部にも、同じ図案のステンドグラス。
側廊に窓は4つ、入口側から赤・緑・黄・青が縁どるアーケード型の窓。
こちらも椿をモチーフに、花十字の図案が美しい。
祭壇上部にも二つの窓。
祭壇に繋がる身廊中央部の床板は、斜めに張り合わせる細かな工夫が施されています。
この床板の貼り方は、以前、下五島の「半泊教会(1922年落成)」見学時に初めて目にしたものと同じであった。
半泊教会(過去記事) → こちらをクリック
細部に目を凝らすと、柱を支える土台、花をあしらった柱頭の彫刻も美しく仕上げられています。
特に内陣と後陣と隔てる柵には、柱、柱頭、ステンドグラス(窓)、椿、リブ・ヴォールト天井。この教会にあるすべてを平面的に図案化してあるようで、お見事と言うほかにありません。
設計施工した鉄川与助の力量は言うに及ばず、彼が率いた大工集団の技量の高さには驚かされます。
夕方、鎧戸が閉じられた教会内部を再び訪れました。
薄暗い堂内に届く柔らかな光、昼間とは違う雰囲気を感じられます。
もう私だけしかいないこの島。
それでも誰かが顔を出すような気がします。決して寂しい感じを抱くことはありませんでした。
白い布に包まれているような・・・。
このまま夜になるまで佇んでいたい、そんな気持ちでした。
独りきりの教会見学を終え、宿泊施設へ戻りました。
両開きの正面扉の上部には、椿をモチーフにしたひときわ大きなステンドグラス。
側廊側の扉上部にも、同じ図案のステンドグラス。
側廊に窓は4つ、入口側から赤・緑・黄・青が縁どるアーケード型の窓。
こちらも椿をモチーフに、花十字の図案が美しい。
祭壇上部にも二つの窓。
祭壇に繋がる身廊中央部の床板は、斜めに張り合わせる細かな工夫が施されています。
この床板の貼り方は、以前、下五島の「半泊教会(1922年落成)」見学時に初めて目にしたものと同じであった。
半泊教会(過去記事) → こちらをクリック
細部に目を凝らすと、柱を支える土台、花をあしらった柱頭の彫刻も美しく仕上げられています。
特に内陣と後陣と隔てる柵には、柱、柱頭、ステンドグラス(窓)、椿、リブ・ヴォールト天井。この教会にあるすべてを平面的に図案化してあるようで、お見事と言うほかにありません。
設計施工した鉄川与助の力量は言うに及ばず、彼が率いた大工集団の技量の高さには驚かされます。
夕方、鎧戸が閉じられた教会内部を再び訪れました。
薄暗い堂内に届く柔らかな光、昼間とは違う雰囲気を感じられます。
もう私だけしかいないこの島。
それでも誰かが顔を出すような気がします。決して寂しい感じを抱くことはありませんでした。
白い布に包まれているような・・・。
このまま夜になるまで佇んでいたい、そんな気持ちでした。
独りきりの教会見学を終え、宿泊施設へ戻りました。