2015年08月18日 22:11

姫島盆踊り 2015(大分県国東郡姫島村)

撮影日:2015(H27).08.15

『見る人を楽しませてくれる盆踊り』

キツネの化粧をした子供たちがユーモラスなしぐさで踊る「キツネ踊り」が有名な姫島の盆踊りを見物してきました。
キツネ踊り2


姫島村は一島一村の大分県唯一の村で、古事記や日本書紀にも登場する歴史ある島です。
アクセスは国東半島、伊美港からフェリー「姫島丸」で姫島港まで約20分。1日12便が運航しています。
14・15日の両日は盆踊り終了後、夜間臨時便が6本程度運航される等、特に賑わいます。



踊り手は、属する地区の盆坪(ぼんつぼ)で踊った後、他地区の盆坪を回って踊りを披露します。
今回は観光客向けの中央広場で踊りを見ました。
中央広場


姫島の盆踊りは鎌倉時代の念仏踊りから発展したものといわれ、キツネ踊りをはじめアヤ踊り、銭太鼓、猿丸太夫などの伝統踊りと、毎年趣向を凝らし新しく披露される創作踊りで構成され、見る人を大いに楽しませてくれます。

「アヤ踊り」 
男衆がアヤ棒といわれる青竹を持ち、女子衆の間を縫うように激しく踊ります。
女性の優雅さと男の躍動感が融合した踊りです。
アヤ踊り


「銭太鼓」 
男衆がフグの皮を張った片面の太鼓を持って、女子衆の間を縫うように腰を落とし踊ります。
中学生が踊ってくれました。
銭太鼓


「猿丸太夫」
女性の優雅な踊りです。
浴衣の袖から伸びた腕や指先の動きが、傘で表情が見えないことでより艶めかしく感じます。
猿丸太夫


「タヌキ踊り」
キツネ踊りがあるならタヌキ踊りもありか・・・。
ということで生まれた創作踊りですが、表情、衣装がかわいいので例年踊られているようです。
タヌキ踊り


血気盛んな若者の創作踊り。会場から笑いが起こります。
創作1


中央広場では19の踊りが披露されました。
創作2


創作3


創作4


「キツネ踊り」
最後に登場したのがキツネ踊りです。他の盆坪廻りで時間を要し10分程度待ちました。
可愛らしいキツネの化粧とユーモラスなしぐさで人気を集めています。
キツネ踊り


現在、姫島の人口は約2,000人、うち小中学生が100人程度。
盆踊りは平成24年に「国選択無形民俗文化財」に指定されましたが、人口減少、少子高齢化が進む中での継承には大変なご苦労があると思います。
昔は各地区ごと踊る人が主体であったものが、今は観光、村おこしで見る人が主体の盆踊りへと変化しているようです。

時代は変われど踊り手も見物人も笑顔になれる島の盆踊り。楽しい夜をありがとうございました。





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