2012年03月05日

対州馬に会いに来ませんか!

『對馬名物 農家婦人』

1900(明治33)年に私製絵はがきの発行が認められます。
当時の絵はがきには各地の風景、建物、風俗、人物など多種多様な図柄や写真が登場するのですが、今ではもう見ることのできない歴史的な価値を持つものが多数存在します。

対馬を紹介した絵はがきには、馬に乗ったもんぺ姿の女性がいくつも紹介されています。
そんな1枚、タイトルは「対馬名物 農家婦人」。大正中期から昭和初期に発売された絵はがきです。
農耕や木材・農作物などの運搬に欠くことのできない存在であった「対州馬」と、それを飼育し共に働く女性の姿が写っています。

当時、日本各地で馬は飼育され使われていたはずですが、わざわざ「対馬名物」と明記したところには、馬を女性が扱い、さらに騎乗している姿は他では目にすることが出来ない珍しい光景だったということでしょう。対馬ではごく当たり前の風景でも・・・。

また、対州馬が他の在来馬と同様に体格が小さいというだけではなく、性格がとても優しく、人に従順であり女性でも扱える馬であったことを証明しています。

単なる人間と家畜という関係ではなく、人間と動物が強い絆で結ばれていたことを感じることができる一枚です。

taisyuma1


そんな最大4千頭近くもいた対州馬ですが、今では30数頭に激減してしまいました
農業従事者の減少、生活様式の変化、機械・自動車の普及・・・。対州馬が必要とされなくなった理由は様々です。

対州馬の保護・育成は簡単に解決出来る問題ではありませんが、3月10日(土)長崎市伊良林地区で対州馬による荷運びを再現するプロジェクトが行われます。
かつて、坂の町長崎でよく出くわした光景です。
「おもしろそうだなぁ!」「懐かしいなぁ!」という気持ちで良いと思います。まずは、興味や関心を持って頂くことが対州馬の保存に繋がっていくと思っています。
時間のある方は是非会いに来て下さいね。

taisyuma2


プロジェクトの詳細は下記リンクをご覧下さい。

発起人であり、私がお世話になっている江島さんのHPは → こちら

当日の主役、対州馬の「里子」がいるカフェwaranayaのHPは → こちら


心配は週末の空模様、雨が降らないことを願うばかりです。

(2枚目PC画面の馬は、福岡市の油山牧場「もーもーランド」にいる対州馬です)





chibitaro0102 at 19:30コメント(2)トラックバック(0)対州馬  

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コメント一覧

2. Posted by ちび太郎   2012年03月28日 01:13
順天姉さま

年度末で何となく忙しく、拙ブログの更新もコメントの返事も遅れ申し訳ありません。

長崎に住んでいる者なら、坂道で馬と遭遇することが珍しいことではない時代がありましたね。
それもいつの間にか見かける事もなくなり、調べてみると馬方さんが一人も居なくなっている現実。
働いていた対州馬にあっては、役目を失い30数頭しか飼育されていない現実。
個人レベルで解決できるような単純な問題ではありませんが、何もしないより出来ることから始めてみるの考えで私も少しでもお手伝いができればと思っています。
1. Posted by 順天姉   2012年03月10日 15:41
こんにちは。
私が子どもの頃、長崎の階段や坂でよく見かけました。ほんとに懐かしいです。今の長崎の町があるのもきっと彼(?)らの働きのおかげかと思います。長崎の復興は対州馬の力も大きかったのでは・・・と推測したりして・・・。今日は多くの人との出会いがあっているのでしょうか・・・。

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