2011年07月04日 01:08
長崎の夏はペーロン!・2011(日見地区ペーロン大会・その1)
撮影日:2011(H23).07.03
『竜宮に子の健やかな成長を願う』
長崎の夏の風物詩「ペーロン競争」。
早い処では5月末から地区大会が行われていますが、雨続きでなかなか見に行くことができませんでした。
今日は5か所でペーロン大会が行われる中、長崎市網場町で開催された「日見地区ペーロン大会」に出かけました。
日見地区ペーロン大会は、ペーロン競争が始まる前に「竜宮祭り初端午パレード」が行われ、地区ならではの心温まる風景を見ることができました。
『竜宮に子の健やかな成長を願う』
長崎の夏の風物詩「ペーロン競争」。
早い処では5月末から地区大会が行われていますが、雨続きでなかなか見に行くことができませんでした。
今日は5か所でペーロン大会が行われる中、長崎市網場町で開催された「日見地区ペーロン大会」に出かけました。
日見地区ペーロン大会は、ペーロン競争が始まる前に「竜宮祭り初端午パレード」が行われ、地区ならではの心温まる風景を見ることができました。
大会の安全を祈願する神事はどこの大会でも必ず行われますが、日見地区の大会ではペーロン競争に合わせて初節句を迎えた男子のお祝いもとり行われます。
笹に付けられているのは、子供の初節句を祝うお祝いののし袋です。
ペーロン関係者、そして初節句の子供のお祓いが済むと、子供をペーロン船のおもて(前)に乗せます。
父親に抱かれた子供もいれば、仲間のお兄ちゃんに預けられた子供もいるようです。
3周程度でしょうか、子供を乗せたペーロン船が港内を回ります。
これが「竜宮祭り初端午パレード」と呼ばれるものです。
これから何が起こるかも知らず、余裕しゃくしゃくで眠っている子供もいます。
手には小さなペーロンの櫂を握っています。櫂には祝初端午の文字と名前が書かれています。
結構なスピードで船が観衆の方に戻って来ると、子供には手荒い禊が待っています。
何が起きたのか分からず、固まっているようです。
お兄ちゃん達は笑っていますが、子は号泣です。
こんな恐ろしい体験は、それこそ生まれて初めてのことでしょうね。
ペーロン競争は元々は端午の節とその翌日に行われていた競漕であり、日見ペーロン大会のように初節句の祝いを行うのが習わしであったと思われます。
漕ぎ手を集めるのが難しくなりペーロン競漕すらできない地区もあるなかで、竜神を敬い初節句の子供の健やかな成長を地区のみんなで祈る。
これからも後世に伝えてほしい大会です。
ペーロン競争の記事は次回に・・・。
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コメント一覧
2. Posted by ちび太郎 2011年07月07日 21:26
photowindthoughtさま
いつもありがとうございます。
雨の降り方が尋常ではないので、中止(延期)になった大会もあるのではないかと思っています。
今月末が長崎港のペーロン選手権ですが、お日様が出る気配もないので、まずは無事に梅雨が明けてくれることを願っています。
いつもありがとうございます。
雨の降り方が尋常ではないので、中止(延期)になった大会もあるのではないかと思っています。
今月末が長崎港のペーロン選手権ですが、お日様が出る気配もないので、まずは無事に梅雨が明けてくれることを願っています。
1. Posted by photowindthought 2011年07月05日 13:02
この初端午パレードが良いんですよねー。
この日の午前中は出事で見に行けませんでした。午後からは自宅で遠目に観戦しましたが、やっぱり現地で見るべきでしたね。(^。^;)
来週の東長崎大会は今年こそ…。と思っていましたが、また行けそうにありません。(;_;)
この日の午前中は出事で見に行けませんでした。午後からは自宅で遠目に観戦しましたが、やっぱり現地で見るべきでしたね。(^。^;)
来週の東長崎大会は今年こそ…。と思っていましたが、また行けそうにありません。(;_;)