2009年01月05日 22:10
川南造船所(佐賀県伊万里市)
再び川南造船所を訪ねてみました。(撮影日2009.01.03)
前回(2007.09.29)は時間も無く、夏草に覆われた建物に近づくこともできませんでしたが、今回はゆっくりと海側からの撮影、建物内部の撮影もできました。
正月早々こんな場所に行くのは私だけかと思っていましたが、先客2名と遭遇しました。
先客は、二階部分に登ったりと大変です、くれぐれも怪我がないようにお願いしますね。
国道沿いに唐突に現れるコンクリートの廃墟。
太平洋戦争当時、輸送艦や人間魚雷「回天」を大量建造した建物は、1955年(S30)の閉鎖以降、古代神殿の様相で半世紀を越え放置されたままです。
前回(2007.09.29)は時間も無く、夏草に覆われた建物に近づくこともできませんでしたが、今回はゆっくりと海側からの撮影、建物内部の撮影もできました。
正月早々こんな場所に行くのは私だけかと思っていましたが、先客2名と遭遇しました。
先客は、二階部分に登ったりと大変です、くれぐれも怪我がないようにお願いしますね。
国道沿いに唐突に現れるコンクリートの廃墟。
太平洋戦争当時、輸送艦や人間魚雷「回天」を大量建造した建物は、1955年(S30)の閉鎖以降、古代神殿の様相で半世紀を越え放置されたままです。
コンクリートの劣化により爆裂が生じ、鉄骨がむき出しになっている箇所が多数見られます。この部分はすでに折れています。
操業当時、この場所でどのような工程が行われていたのでしょうか?
目的を持って柱に打ち込まれたアンカーが、半世紀前を彷彿させます。
回廊のように続く構内、多くの人達が昼夜を舎かず、作業に従事していたことでしょう。
木の葉のカーテン越しに柔らかな光りが差し込みます。
生産性や国威を発揚するスローガンが多くの柱に記してあります。
まるで宇宙船の体内にたどり着いたような錯覚を覚える巨大空間。
天空を仰ぎ見る大きな丸い天井からは、生命存続の光りと水が注がれる。
どこまでも続く神殿の城壁。
注)私は廃墟探訪を勧めるために紹介しているわけではありません。
廃墟への立入は様々な危険を伴う場合があります。
それらリスクはすべて自己責任であることを忘れないで下さい。
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コメント一覧
2. Posted by ちび太郎 2009年01月08日 19:52
皿うどん様
川南造船所は廃墟マニアの間では結構有名な場所のようですよ。
ブログにも記載していますが、香焼にあった川南造船所や、今の長崎総合科学大学は関連施設です。
また、初代南極観測船「宗谷」は香焼の川南造船所で建造されており、長崎とつながっています。
川南造船所は廃墟マニアの間では結構有名な場所のようですよ。
ブログにも記載していますが、香焼にあった川南造船所や、今の長崎総合科学大学は関連施設です。
また、初代南極観測船「宗谷」は香焼の川南造船所で建造されており、長崎とつながっています。
1. Posted by 皿うどん 2009年01月06日 23:53
こんばんは
伊万里にこのような廃墟があるんですね?
回天が作られていたんですか…初めて知りました^^;
軍艦島を彷彿とさせますね?
(まぁ廃墟なので当然でしょうが…)
時代の中に忘れ去られた空間ですね
伊万里にこのような廃墟があるんですね?
回天が作られていたんですか…初めて知りました^^;
軍艦島を彷彿とさせますね?
(まぁ廃墟なので当然でしょうが…)
時代の中に忘れ去られた空間ですね