2022年05月10日 12:30

池島炭鉱のいま・選炭工場群(長崎市池島町)

撮影日:2022(R4).04.09

『閉山後20年、変貌する産業遺産』

角力灘を望む「ながさきサンセットロード202」をドライブしながらいつも眺める池島、今回8年振りに渡ってみました。

池島と言えばやはり「池島炭鉱」
日本の近代化を支えた石炭の島、九州で最後まで操業した炭鉱の島として知られています。

「池島と炭鉱の歴史」
1952年(S27)松島炭鉱(株)が炭鉱開発を始める
1955年(S30)池島炭鉱着炭
1957年(S32)池島港完成
1959年(S34)営業出炭開始
1970年(S45)池島の人口7,776人ピークとなる
1985年(S60)年間最高出炭量153万トン
2001年(H13)池島炭鉱閉山(九州最後の山)
2002年(H14)炭鉱技術移転五カ年計画スタート、海外からの研修生受け入れ
2003年(H15)坑道内の見学開始
2007年(H19)炭鉱技術移転五カ年計画終了
2008年(H20)池島アーバンマイン株式会社設立 リサイクル事業開始
2011年(H23)トロッコ電車運行開始
2016年(H28)池島アーバンマイン株式会社 破産

「選炭工場群」
選炭工場とは、坑内から揚げられた石炭を水槽で比重により選別し岩石(ボタ・ズリ)を取り除き、さらに燃焼カロリー毎に選別する設備を有する施設。
※写真はクリックすると拡大できます!

2008年(H20)8月
傾斜地に建つ工場群、炭鉱の島にやって来た!という気持ちになりました。
閉山後7年経過
IMG_4869


閉山後も炭鉱技術移転五カ年計画が実施されていたので、ある程度は維持管理されていたと思います。
錆が出ているものの、ほぼ操業時の姿を留めています。
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2014年(H26)7月
全体として何とか持ちこたえている印象です。
最上部に建つ横長の建物はサッシや壁面パネルが損傷しています。
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損傷個所の拡大画面
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2022年(R4)4月
船上からも選炭工場群の異変が確認できます。
全国で唯一現存した選炭工場群が原型を留めない姿となっています。
A89A4817


建屋や設備が大きく崩落。
遠目にもうかつに近づくのは危険だと強く感じます。
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閉山から20年、老朽化、台風などの自然災害、島であるが故の塩害など、複合的な要素が重なり今の姿になったと思われますが、予想以上の厳しい現実を見ることとなりました。

・・・つづく

コメント一覧

2. Posted by ちび太郎   2022年06月07日 09:15
さるる様
池島はいつも外海をドライブしながら眺めていたので、訪島が8年ぶりとは思っていませんでした。
箱モノは使わないと崩れていくことを実感した今回の島旅でした。
池島を歩いてもほとんど人と会うことがないので、マスクを外して歩き回ることができました。
1. Posted by サルル   2022年05月18日 22:36
やはり使わないと時間の経過で朽ちていくのは端島と同じなんですね。
しみじみそう思います。

とりあえず帰省できることがあれば行きたいですね。

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