2020年10月13日 21:00

高島周遊 その9・黒い砂と石(長崎市高島町)

撮影日:2020(R2).09.21

『ここが石炭の島だった証』

石炭を採掘するための坑道開削や原炭選別時には、石炭としての商品価値がなく捨てるしかない廃石が大量に出る。この廃石を通称ボタ、ズリと呼んでいる。
廃石を地上でどんどん積み上げ出来たものがボタ山である。
高島、端島、池島など島の炭鉱では廃石を地上に積み上げる場所が確保できず、海岸や海中への投棄により処分が行われた(埋め立てのためにも活用された)。
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廃石にも石炭が付着しているもが多く、長年風雨にさらされると砕け、小石や砂状となっていく。そして比重が軽い石炭は地表面に堆積する。
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人が造った構造物はいかに強固なコンクリート製であってもいつかは崩れ去る。
高島に炭鉱の存在を示すものは無くなったと書いてしまったが、ボタの浜には数億年の時を経て地上にもたらされた石炭の痕跡があり、ここが石炭の島だったことを改めて知ることができる。
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